2018年7月18日

【永久保存版】株式投資で稼ぐための超簡単ファンダメンタルズ分析!

初心者

今が買い時を知るにはどんな方法がありますか?

お師匠

まずは基本的な指標を確実に理解しましょう。

初心者

基本に忠実にってやつですね!ぜひ詳しく教えてください!

お師匠

わかりました。では早速始めましょう


ファンダメンタルズから分析する

ファンダメンタルズ分析は、会社のお財布事情(財務状況)や業績をもとに、企業の本質的な価値(将来性)を分析する方法です。

現在の株価が【会社の価値に対して割安か】【今後の成長が見込めるか?】を分析して株を買うのか買わないのかを決める大事な作業になりますので、しっかりと基本を落とし込んでくださいね!

それでは早速、元気を出して行きましょう!

これだけは覚えておきたい6つの指標

1.PER(株価収益率)

PERは株価収益率という意味で、会社が生み出す利益の何倍まで買われているかを表す指標になります。

PERをみることで、株価の「割安感」や「割高感」をある程度知ることができます。

計算方法は、株価を1株当たり利益(EPS)で割って求めます。
それでは早速計算してみましょう!

車屋さん(T社)のPER(株価収益率)は?

  1. T社が1年間に生み出した利益が100万円
  2. 発行済株式の総数が5,000株だった場合

1株当たり利益(EPS)は、100万円÷5,000株=200円となります。

1株当たり利益(EPS)とは会社が一定期間に稼いだ利益(当期純利益)を発行済株式の総数で割ったものです。

T社の株価が3,000円なら3,000円÷200円(1株当たり利益)なので、PER(株価収益率)は15倍です。

PERは値が低いほど株価が割安といえます。

①成長性から割安を測る

T社の今年の株価が3,000円で、1株利益が200円だとPERは15倍

ということは、現在の株価は15年分の利益ということになります。

仮にT社の業績が、去年よりも今年、今年よりも来年と成長したら、「今年よりも来年はもっと利益が出そうだな」と考えることができますよね?

もし来年も株価が同じで、1株利益が300円に成長したらPERは10倍ってことになります。
投資金額の3,000円が10年で回収できるので、「利益が成長しそうなT社は割安だなぁ」と分析できるのです。

成長性は会社によって違うので、他の指標と合わせて分析しよう!
②同業他社と比較する

次に同じ業界や同じ規模の会社と比較します。

自動車メーカーのA社とB社の株価がどちらも3,000円で、

  • A社は1株当たり利益が200円
  • B社の1株当たり利益は300円

なら、PERが10倍のB社の方が割安といえます。

また、自動車メーカー業界の平均PERが13倍だったら
A社がPER15倍・B社がPER10倍なので、B社の方が割安といえますね!

ワンポイント業種平均を簡単に知る方法は↓にアクセス

日本取引所グループは、東京証券取引所及び大阪取引所などを傘下に持つアジアを代表する取引所グループです。

各市場ごとに平均があります。比較する企業が上場する市場をチェック!

単純平均と加重平均の詳しい説明は割愛させていただきますが、
加重平均の方がより実態に近いということで、僕は加重平均を参考にします。

③株価が下がるとPERも下がる

特別な理由がなく株価が下がることはよくあります。

株価が下がって1株利益の見通しが変わらないときは、
PERも下がって割安になったといえますのでチャンス到来かも知れませんよ!

割安株が上昇するには、利益が成長することも大事な条件です。
例えば、これから成長する分野に資金や人材の選択と集中をしているか、企業の構造改革を行って利益の成長を促しているかなど。
こういった取組みが確認できれば、今が割高な株価でも将来の利益が大きく成長する見込みがあり、将来の1株利益で算出したPERは割安になるからです。

ワンポイント今後の成長力は【営業利益率】で判断すべし!(営業利益÷売上高)

業界別 利益率ランキングを掲載。120以上の業界から上位トップ50をランキングにしました。

営業利益率の平均は製造業が8.5%、内需系が10%くらいです。

利益率が10%超なら、製造業でPER 20倍以下、内需系は30倍以下が
割安かどうかの合格ラインと言われています。

めっちゃ成長した会社の株価とPERの例

株の売り時は、割安感がなくなった時で目安としては利益の成長が止まり、PER20倍前後で買った銘柄がPER30~40倍以上まで上昇したら一旦利益を確定するといいでしょう。

2.PBR(株価純資産倍率)


PBRは株価純資産倍率という意味で、会社の資産の何倍まで買われているかを表す指標になります。

PBRもPERと似ていて、株価の「割安感」を調べるのに役に立ちます。(割高感を測るのには使いません)

計算方法は株価を1株純資産(BPS)で割って求めます。
こちらも早速計算してみましょう!

車屋さん(T社)のPBR(株価純資産倍率)は?

  1. T社の純資産(資産-負債)1,500万円
  2. 発行済株式の総数が5,000株だった場合

1株当たり純資産(BPS)は、1,500万円÷5,000株=3,000円となります。

1株当たり純資産(BPS)とは会社の純資産(資産-負債)を発行済株式の総数で割ったものです。

T社の株価が3,000円なら株価3,000円÷3,000円(1株当たり純資産)なので、PBR(株価純資産倍率)は1倍になります。

PBRも値が低いほど株価が割安といえます。

PBRが1倍ということは、3,000円の株価でT社の全ての株式(5,000株)を買って、自分のものにしてから会社を解散(全部の資産を売って、負債を返済すること)したら、手元に投資した1,500万円が残るということになります。

ワンポイントPBRは理論的には1倍を下回らないが…

1株純資産のほうが株価より高い=PBRが1倍以下なら、会社が解散した後に利益が生じるということ。

理論的には1倍を下回らないはずなのに、株式市場にはPBR1倍割れの会社が結構あります。

例えば、赤字が続いて利益がいつ出るかわからない会社(バイオとかベンチャー企業に多い)や無駄な在庫、回収できない売掛金などの不良債権(見かけは資産に入る)を多く抱えている会社も実は1倍割れになることがあるのです。

また、会社が発表している資産価格は、簿価(ぼか)といって、本当に資産を売ったときに売れる値段とイコールではありません。

他にも、成長性が低いなどの問題があって注目されずに割安に放置されている万年割安株にも注意しよう!

①PBRだけをみて買わないこと

実は赤字にまみれていたりするので、
「PBRが1倍以下で低いから、買い!」と、安易に判断してはいけないんですね。

②PERとPBRは「業種平均」と比較することが重要

PBRもPERと同じように、単体の数字だけで割安を測るのは危険なので、同業他社や業界平均と比較することが大切です。

業種平均を簡単に知る方法はここをクリック

万年低位株に引っかからないように注意しよう!

3.ROE(株主資本利益率)

ROEは株主資本利益率という意味で、株主が出資したお金(株主資本)に対して会社が一定期間に、株主資本を使ってどれだけ効率的に利益を稼いだか表す指標になります。

簡単にいうと、会社経営が上手下手か分かるので、投資利回りを計算するときにも使われます。

利回りは大きいほどいいので、基本ROEも数字が大きければ大きいほどGOOD!

ROE(株主資本利益率)は当期純利益÷株主資本(自己資本)×100で求めます。

では計算してみましょう!

  1. A社の当期純利益は2億円で株主資本が10億円
  2. B社の当期純利益は2億円で株主資本が40億円

A社のROEは20%(2億円÷10億円×100)
B社のROEは  5%(2億円÷40億円×100)

ポイントROEが20%のA社の方が効率よく利益を上げている

ちなみに、PBR1倍割れの銘柄が、万年割安株かどうかを見極めるときにチェックしたいのがROEです!

少なくとも5%以上、できれば7%以上が望ましいですね。

さらに言えば、10%以上は非常に経営上手といえます。

これはどういうことかというと、例えばROE20%で、3%を配当に回すとすると、残りの17%分は1株純資産(BPS)が増加することになります。

もしROEが5%しかなければ、同じく3%を配当に回してしまうと残り2%分しか1株純資産が積み上がらないことになりますよね?

1株純資産が増加すればPBRは低下するので、稼ぐチカラのある会社の株価は修正されて上昇に向かう可能性が高いといえます。

一般的には借金が多い企業の方が無借金の企業よりもROEが高くなる傾向があります。見かたによっては借金が多い会社の方が無借金経営より安全ということにもなりかねないので(稼ぐチカラがなくなったら、利益が出せなくなって借金の利息の支払いの方が多くなる)注意してください。

稼ぐチカラがなくなる時とは、異業種からの参入や同業他社の価格破壊、景気変動や技術革新・需要の衰退、法律の変更など多種多様です。

経営や投資とは、外部環境が変わったとしても稼ぎ続けることのできる優位性や手法を探すことに他なりません。

ROEはそんな素晴らしい企業を見つけるときに役立つ指標なのです。

4.ROA(総資本利益率)

ROAは総資本利益率という意味で、会社が持つすべての資産(総資本)を使って、一定期間にどれだけ効率的に利益を稼いだか表す指標になります。

よく、「総資本利益率」とか「総資産利益率」といわれますが、基本的にはすべて意味は同じです。「資産」と「資本」は言い方が違うだけで同じものです。

ROAはROEとよく似ていますね。

違いは、計算式に自己資本(株主から預かったお金)を使うか、総資産(会社のすべてのお金、総資本)を使うかです。

基本、ROAも数字が大きければ大きいほどGOOD!

ROA(総資本利益率)は当期純利益÷総資産(株主資本+負債)×100で求めます。

実際に計算してみましょう!

  1. A社の当期純利益は2億円で総資産が50億円
  2. B社の当期純利益も2億円で総資産が50億円

A社のROAは 4%(2億円÷50億円×100)
B社のROAも 4%(2億円÷50億円×100)

ポイントROAは両者とも4%なので、経営の効率性はROEで判断する

ROAが同じ会社でも…
A社は借金しているが少ない自己資本で利益を生み出していた。
(ROE 20%、ROA 4%)
B社は多くの自己資本を使って利益を生み出していた。
(ROE 5%、ROA 4%)
A社のほうが株主のお金を効率良く使えている。
どの利益を使う?

ROAのことを「総資本経常利益率」という人もいますが、これも間違いではありません。

それは、ROAの計算に「当期純利益」ではなく「経常利益」を使って計算する人もいるからです。このあたりは結構適当なので、自分の好みでどの利益を使うか決めてしまって構いません。

ただし、会社四季報では「当期純利益」を使っているので、同じ計算方法が一般的な計算式といえるでしょう。

注意!ROEとROAの違い

ROAの数値を見る上で、一つ注意しなければならないことがあります。

自己資本とは、株主から預かったお金のことです。
つまり、私たちの自分のお金や財産だと思ってください。

総資産(総資本)とは、会社のすべての資本です。
企業の総資産は主に、自己資本と銀行からの借入(負債)で成り立っています。

私たちの生活に置換えると、現預金(自己資本)に加えて、銀行からの借金、まだ払い終えていないクレジットカードの分割払い、住宅・自動車ローンなど、すべてを足したものが総資産になります。

会社を経営する上では、借金は決して悪いことではありません。
上場企業でも、有利子負債(借金)を抱えた会社は山ほどあります。

  • ROEは自己資本を使ってどれだけ利益を生み出したか?
  • ROAは総資産を使ってどれだけ利益を生み出したか?

この違いだけなので、どちらも効果的な指標であることには変わりありません。
しかし、ROAには「ダマシ」が存在します。

ROAのダマシとは、借金だらけの危ない会社も、見かけのROAの数値が高くなること。

自己資本がほとんどなく、多額の借金を使って利益を生み出していても、効率良く利益が生み出せてさえいれば、ROAは高くなります。借金の必要性は業種によっても違いますが、このような「借金をしすぎている」会社には注意が必要です。

次はちょっとだけ条件を変えて、ROAをみてみましょう。

さて、どちらの方がより優秀な会社かわかりますか?

  1. A社の当期純利益は5千万円で総資産が50億円
  2. B社の当期純利益は2億円で総資産が50億円

A社のROAは 1%(0.5億円÷50億円×100)
B社のROAは 4%(2億円÷50億円×100)

ワンポイントROEが高いのに、ROAが極端に低い会社は多額の借金に頼りきって利益を生み出している可能性があるので注意が必要

ROEが同じ会社でも…
A社は多くの借金をして利益を生み出していた。
(ROE 5%、ROA 1%)
B社はほとんど借金せず利益を生み出していた。
(ROE5%、ROA 4%)
B社の方が経営が安定している。

今回は両社5%のROEですが、ROAを比較するとどちらが優秀かは一目瞭然ですね。
実際の分析でも、A社のように利益がでなくなった途端に、経営が苦しくなります。

ROE、ROAはどちらが良いわけではなく、両方の数字を見比べることが重要です。

5.EPS(1株当たり利益)

1株当たり利益(EPS)とは会社が一定期間に稼いだ利益(当期純利益)を発行済株式の総数で割ったものです。

EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式総数

さっきもやりましたが、1年間の利益が100万円で発行済の株数が5,000株だった場合…

1株当たり利益(EPS)は、100万円÷5,000株=200円ですね

EPSは投資家にとって一番重要な指標になると思われます。

投資で利益を得る方法は、

  1. キャピタルゲイン(売却益)
  2. インカムゲイン(配当金・株主優待)

中長期で株を持ち続けるときは、値上がり後に売却してキャピタルゲインを狙うと同時に、
配当金などのインカムゲインも一緒に狙っていくことになります。

もちろん配当というのは、利益が出ないと出ませんので、稼ぐチカラがある = EPS(1株当たり利益)が多いほど、配当がもらえる可能性が高くなるのです!

このことを配当性向といって、会社が稼いだ利益を、どのくらい株主に還元しているのかを表す指標で、計算式は、配当性向(%) = 配当金支払総額 ÷ 当期純利益 × 100

EPSがずっと増えている会社は、利益に貢献している会社といっていいでしょう。
PERやROEなどの主要な指標の計算のもとになっているのもEPSです。

EPSでカンタン未来予想

EPSは、会社の持つ利益を生み出すチカラを調べたり、利益に貢献する姿勢(配当性向)を知ることができるほかに、将来の株価予想にも使えます。

同業種・規模のPERを比較することで簡単に未来予想してみましょう!

計算方法は、
EPS ×「業界平均のPER」または「同業他社・規模のPER」

業界平均のPERとPBRをみる方法は、先ほど説明したとおりです。

A社の現在の株価が2,735円として、分析!

①EPS × 業界平均PER…154.3 × 22.40 = 3,456円
株価は20%程度上昇する可能性がある。

②EPS × 同業他社PER…154.3 × 20.43 = 3,152円
株価は13%程度上昇する可能性がある。

③EPS × 同業他社PER…154.3 × 7.75  = 1,195円
株価は43%程度下落する可能性がある。

④業界平均のEPS × 現在のPER…205.3 × 13.65 = 2,802円
株価は2.3%程度上昇する可能性がある。

⑤同業他社のEPS × 現在のPER…372 × 13.65 = 5,077円
株価は85%程度上昇する可能性がある。

⑥同業他社のEPS × 現在のPER…90.6 × 13.65 = 1,236円
株価は45%程度下落する可能性がある。

株を買う時は、稼ぐチカラが上昇する銘柄を選ぼう!

6.BPS(1株当たり純資産)

1株当たり純資産(BPS)とは会社の純資産(資産-負債)を発行済株式の総数で割ったものです。

BPS = 純資産 ÷ 発行済株式総数

この場合の純資産とは、貸借対照表の資産から負債を差し引いたものを指し、負債によって一時的に増えているように見えるものではなく、会社にとっての純粋な資産を意味しています。純粋な資産は、もし会社が解散することになった場合に、保有する株式数に応じて株主に還元されるものでもあります。

BPSは会社の安定性を表す指標で、BPSが高ければ高いほど安定性の高い企業と評価することができ、反対にBPSの数値が低いほど安定性がない企業と判断します。

BPSは、株価の割安度合いを示す指標であるPBRを計算するときにも利用され、1株当たりの純資産に対して何倍までの株価で取り引きされているかを示す指標でしたね!

BPSが変動する場合として、自社株買いや株式併合等があります。

自社株買いや株式併合で発行済株式の総数が減ったり、借金を返済・純資産が増えるとBPSは上昇します。(価値が上がる)

反対に株式分割や転換社債の発行、新規上場、ストックオプションの支給等で発行済の株式総数が増える時や、新しい借金・純資産の減少でBPSは減少します。(価値が下がる)

BPSが小さい場合は、企業の持つ技術や事業規模(市場)の成長性などのプラス材料を探してリスクを打ち消すことができるか考えよう!

BPSは過去の決算から求める数値なので、もし今期に大規模な赤字が計上されるなら、過去のBPSが高くても、実際の資本力は少ないことになります。なので、純資産の推移も合わせて見るようにしましょう。

BPSの純資産は、あくまでも簿価なので実際の資産価値が簿価よりも高いことも考えられるし、反対に簿価より実際の資産価値が低いということもあるので、保有する資産の種類や評価額にも注意できるようになればGOOD!

まとめ

今回は知らないと損するファンダメンタルズ分析の基礎をご紹介させていただきました。

サラリーマン投資家は、PC前にピッタリ張り付いて行うデイトレは難しい(今ではもっと短い取引時間になっている)と思うので、中長期で勝負した方がいいと思います。

まずは相場全体の分析をすることが欠かせませんが、毎日の積み重ねが報われるように、的確に分析して稼げるようになってくださいね〜!

株の世界で生き残っていくためには、いつでもどこでも買えばいいというわけではありません。優れた投資家の仕事とは「チャンスを待つ」ことです。チャンスを正しく簡単に分析する方法を身につけて、常勝軍団の仲間入りを目指しましょう!