株主優待が人気のワケ?~絶対に知っておきたい、つなぎ売り3つの注意事項

節約

優待生活って憧れるな~。

優待は日本独自に進化しているのは知ってますか?

え!?そうなんですか?知らなかったです。

それはもったいない。とても良い制度なので、優待生活の魅力を知ってくださいね。

日本の株主優待はめずらしい?

そもそも株主優待制度というのは、株主に対して「いつも株主でいてくれてありがとう」という意味をもって、自社製品やサービスの認知度向上のために、株主に対して通常よりお得な価格で、製品やサービスを提供するというかたちで行われるのが普通だと思います。

 

このような株主優待は、当然、日本以外の国でも行われています。

 

もっとも、海外で優待制度を設けている企業は少数派で、多くの企業は、「株主への還元会社の価値、すなわち株価を上げること」が株主にとって一番の還元になるというスタンスです。

 

だから、現金と等価物といえるQUOカードや図書券、商品券など、本業とは全く関係ないものも株主に還元する日本の株主優待制度は、そういう意味で世界でもめずらしいんです。

 

ポイント 個人的には、現金と同じ価値があり、たくさんあっても困らなし、人にあげても喜ばれ、保管場所を取らないQUOカードや商品券が好きです。

 

「株主になってくれたらコレあげる」というのは、なんか変な気もしますが、せっかく日本に生まれて日本の企業に投資するなら、有効に使わない手はない!

 

ってことで早速いってみましょう。

優待銘柄の探しかた

株主優待を探す方法は、インターネットなどを使えば、たくさん出てきますので、自分なりの探し方でOKかと思います。

 

今回は、僕がいつも使っているスマートフォンのSBI株アプリで説明しますので、あらかじめご了承ください。

  1. SBI株アプリを起動する

「銘柄検索」→「株主優待から探す」をクリック

  1. 「優待権利確定月」

投資したい月を選択しよう

  1. 「優待内容」

食品券や金券、おもしろ優待など様々なジャンルがあるので、気になるものはチェックしてみましょう。

  1. 「つなぎ売り」

つなぎ売りについては後で詳しく説明しますので、とりあえず「一般売り」でOK

  1. 「優待獲得に必要な金額」

投資に使えるお金を決めましょう。

  1. 「こだわり条件」

こだわりたいときは、条件にチェック

 

ここまで入力すれば「この条件で検索する」をクリック。

 

今回は1,000株で3,000分の商品券がもらえる銘柄で検証してみます。

まず1,000株を購入するのに必要な資金は大体90万円程度になりそうです。

PERを計算してみると3,000円÷1,000株でEPS(一株あたり利益)が3円ですね。

優待は年1回となっています。商品券が3,000円分なので、取引にかかる手数料が3,000円以内だったら、得したことになりますね。

権利付最終日が重要になるので、必ず確認!

EPSも含めたファンダメンタルズ指標について詳しく知りたい方は以下から

ファンダメンタルズ分析~よくわかる企業分析と投資判断の基礎講座
ファンダメンタルズ分析で最低限知っておきたいPER・PBR・ROE・ROA・EPS・BPSを中学生や高校生でもわかるように、基本をバッチリ解説!さくっと身につけたら、気になるアノ会社を分析して、本当に投資の価値があるか自分で判断してみよう!

銘柄が決まったら、売買の準備をしよう【つなぎ売り】

つなぎ売りは、現物株を買いながら、同じ価格・数量分の信用売りを注文することをいいます。

まず、今日が権利付最終日だと仮定します

つなぎ売りには現物株の保有が必要になりますので、まずは買いの準備から。

  • 銘柄画面の「取引」から「現物買」を選びます
  • 株数は優待がもらえる1,000株と入力
  • 価格は「成行」、執行条件は「引成」を選びます
  • 確認事項が終われば、買いの注文はOKです

SBI証券の場合~100万円までの現物買いスタンダードプランの手数料は税込525円でした。

手数料は変更になることがありますので、ご注意ください。

 

続いて、つなぎ売りの設定をします。

  • 銘柄画面の「取引」から「信用新規売」を選びます
  • 信用取引区分は「一般」を選びます
  • 株数は現物買いと同じ1,000株と入力
  • 価格は「成行」、執行条件は「引成」を選びます
  • 確認事項が終われば、つなぎ売りの注文もOKです

 

SBI証券の場合~100万円までの新規信用売りスタンダードプランの手数料は税込378円です。

一般信用売り金利3.9%、翌日の寄成で決裁するとして、最少で96円の金利がかかります。計算式は90万円×3.9÷100×1日÷365で求めます。

今回の手数料と金利は525+378+96=999円となりますので、3,000円分の商品券をもらうメリットがあることになりますね。

 

信用売りをすると、保有日数に応じて金利がかかります。ですから、無駄な支払いをしないように、権利付最終日に売買をするようにしましょう。

手数料や金利の額は、みなさんが契約している証券会社や手数料プランによって変わりますので、取引前にご自分で確認してください。

信用売りにかかる逆日歩とは?

信用売りには、手数料のほか、金利を支払わなければいけません。(現物買いは手数料のみ支払えばOK)

先ほどの、信用取引の取引区分の中で「制度信用」というものがあったと思います。

 

つなぎ売りで設定した「一般信用」よりも「制度信用」のほうが、金利は安い傾向があるんです。

 

ではなぜ、金利が安いほうを使わなかったかというと、逆日歩という思わぬ落とし穴があるからです。

逆日歩の恐怖

逆日歩とは制度信用取引売り手側が払うことになる第3のコストのことです。

もし、この銘柄が優待銘柄としてとても人気があったとき、証券会社が貸すことのできる株数を超えてつなぎ売りが入る可能性があります。

そのとき証券会社は、「ほかの証券会社から株を借りてから貸す」という、いわゆる「また貸し」の状態になります。

ほかの証券会社もタダでは株を貸してくれませんので、このときにかかる手数料が、「逆日歩」といわれるものです。

注意事項その1~ここが怖い

逆日歩の怖いところは、当日の取引が終わるまで逆日歩が発生するのかどうかわかりません。大体、翌営業日の10時くらいになったら確定しますが、それまではどれくらいコストがかかるのかもわからないんです。

 

仮に逆日歩が一株2円かかったとすると、今回は1,000株を買ってますので、1日当たり2,000円の手数料が上乗せされます

注意事項その2~さらにこれが怖い

金利や逆日歩の日数計算方法は独特で、信用取引の受渡日から、ここがポイント 決済したときの「受渡日の前日」までの日数にかかることになります。(これを、受渡ベースでの両端入れといいます)

 

受渡日は3営業日後となっています。

例えば、月曜日に信用売りして、火曜日に反対売買をして決済をしたとします。

月曜日から3営業日後の木曜日が金利・逆日歩手数料の起算日になります。火曜日の反対売買の受渡日は金曜日になり、受渡日の前日までの日数に対してコストがかかります。

  1. 信用売りの受渡日が「木曜日」
  2. 反対売買の受渡日が「金曜日」の前日、つまり「木曜日」

なので、1日分の金利・逆日歩がかかることになります。

 

ここまではまだ簡単なのですが、

もし、火曜日に信用売りして、水曜日に反対売買をして決済をしたとすると

 

火曜日から3営業日後の金曜日が金利・逆日歩手数料の起算日ということになります。水曜日におこなった反対売買の受渡日は、最短で翌週の月曜日になります。

  1. 信用売りの受渡日が「金曜日」
  2. 反対売買の受渡日が「月曜日」の前日、つまり「日曜日」

金+土+日曜日3日分の金利・逆日歩がかかることになります。

 

もうおわかりですね。

そうです。金利や逆日歩は市場がお休みの日でも、「受渡ベースでの両端入れ」の理論から、1日として計算されます。

だから、連休や祝日をはさむと、反対売買の受渡日が遠のきますので、今回のケースのように、もし逆日歩が1日2,000円だったら、とんでもないコストになってしまうことがあるのです。

 

優待などの、割と金額的に小さいメリットを取りにいくときは、逆日歩のリスクがない一般制度信用取引のほうが安全ということになります。

だから、株主優待でもらえる利益が、逆日歩でなくなったりしないように、一般信用を使ったんですね。

現渡しによる決済方法

さて、権利付最終日に、現物買いと一般信用売りをしたところで止まっていましたね。

無駄に保有日数が長くなると、その分金利を払わないといけないので、翌日の権利落ち日の寄付で売りと買いをきっちり解消しておかなければなりません。

 

つなぎ売り(現物買い+信用売り)は現渡しという方法を使って、一度に決済できます。

現渡しとは、信用売りの株を、現物でもっている株で相殺する。という取引になります。

この取引を選ぶことで、現物を売り、信用の返済買いをするという面倒な取引から解放され、値動きによる損失を0にすることができます。

 

SBI株アプリの「口座管理」から保有証券に入ると、つなぎ売り(現物買い+信用売り)をしている銘柄には「現渡」が選択できるようになりますので、購入した1,000株を翌日の寄成で現渡決裁してしまえば、晴れて株主優待をゲットできるのことになります

注意事項その3~配当には応用できない

つなぎ売りをすれば、「ノーリスクで株の配当ももらえるんじゃね?」と思ったかた、なかなか鋭いです。

 

しかし、世の中そんなに甘くはないのです。(―_―)!!

 

つなぎ売りは株主優待をGETできますが、配当に関しては現物買いと信用売りできっちり相殺されます。つまりもらえません。

配当を狙って投資する場合は、現物買いで権利付最終日にINしましょう!

まとめ

今回の取引デモで得た優待と、かかった費用

株主優待  …3,000円分の商品券

手数料・金利…999円(一般信用を利用して、逆日歩は発生しないものとし、発生したのが1日分の金利として計算した場合)

トータル  …プラス2,001円

 

となりました。

 

今回は得か損かわかりやすい商品券でしたが、ほかにもおいしい優待やお得な優待、面白い優待もたくさんありますので、つなぎ売りの達人になって優待を楽しんでくださいね!

では!

【おいしい】株主優待人気ランキング
株主優待の選び方もいろいろありますが、今回はおいしい優待に着目してご紹介をしています。「今日は任せておいて」とスマートに会計を済ませば、一目置かれること間違いなし!いつもよりちょっと背伸びして、食事を楽しめる優待もいいですよね。
【お得な】株主優待人気ランキング
ユニークな会社のユニークな株主優待をGETしてみませんか?今回は僕の独断と偏見で自分が欲しい優待のみを集めてみました。仕事と遊びどっちにも使える便利な優待を、あなたも毎年もらってみませんか?

コメント